このブログは、2022 年 8 月 3 日に SAP ジャパン公式ブログに掲載されたものを SAP ジャパン公式ブログ閉鎖に伴い転載したものです。
このブログは、 Roland Kramer が執筆したブログ「Leaner “RISE with SAP” and IQ towards Cloud」(2022 年 3 月 17 日更新版)の抄訳です。
オリジナルは更新されている可能性がありますのでご確認ください。
RISE with SAP は、インテリジェントなエンタープライズに向けた包括的なトランスフォーメーションを、お客様の条件に沿って、お客様のタイムラインで提供するものです。
シンプル化されたエンゲージメントとガイド付きのジャーニーによってお客様のビジネストランスフォーメーションの複雑性を取り除くことができ、高額な先行投資を抑えながら、お客様にとって必要な柔軟性とプレミア価値をより短期間で実現します。
「RISE with SAP」のプログラムは、あらゆる SAP インスタンスをお好みのハイパースケーラーに移行するためのものです。
詳細は、SAP Community の RISE with SAP トピックを参照してください。
SAP TechEd 2021 – インテリジェント ERP でデジタルトランスフォーメーション トラック (英語)
E-3 Magazine 03. 2022 – Run simple and rise with – what? (ドイツ語)
ご想像のとおり、「RISE with SAP」は数十年住んだ古い家から、新しい建築材が使用され、暖房設備がより整っているなど、よりモダンな新しい家に引っ越すようなものです。
引っ越しに際して、思い出に残るものを全て引っ越し先のいつでもアクセスできるところに整理してとっておきたいと思っても、部屋数は今までよりも少なくなるかもしれません。
そのため、この「大引っ越し」の前に、SAP IQ データベースを全ての記録や、思い出のアイテムのメインのコンテナとして検討し、引っ越し用ダンボールの量やサイズ、引っ越しトラックのサイズを最適化する必要があります。
すでに何年も前から SAP の 2 つのメインシナリオがサポートされており、優れた TCO とパフォーマンスを提供します。
SAP IQ – 隠れた宝物 … のブログも確認ください。
以下の例は、ほぼ全てのサービスが利用可能であるため、既存のオンプレミスの IT プラットフォームを Azure のようなハイパースケーラー置き換えることで、何が可能になるかを示しています。 (新しい家への引っ越しのたとえを思い出してください) 。
ファーストガイダンス – Azure クラウドへの SAP BW/4HANA の実装 (英語)の文書が、ハイパースケーラーで使用する上での課題に関する洞察が得られるでしょう。
ハイパースケーラーベースの SAP Data Intelligence の実装 (英語)は、拡張接続スイートとして、SAP BW/4HANA とともに、他の SAP クラウドソリューションとの統合に使用することができます。
Unified Data Integration for SAP (英語)のブログも参照してください。
技術的な観点では、ハイパースケーラーへの移行は、既存のオンプレミスランドスケープのバックアップ/リストアですが、SAP S/4HANA や SAP BW/4HANA のみというような、システムの種類ごとではなく、end-to-end のシナリオでスタートする方が適しています。
SAP IQ (オンプレミスまたはハイパースケーラー) へ移行したデータは、SAP HANA データベースに対してヒストリカルデータを 80% 以上圧縮します。
プロセスの詳細については、 SAP ファーストガイダンス – SAP IQ16.x による SAP BW、SAP BW/4HANA のニアラインストレージ(NLS)ソリューション (英語)を参照してください。
「RISE with SAP」 でお客様のジャーニーの最初のステップをぜひスタートしてください。
オリジナルのブログはここまでです。
※ SAP IQ cold store Cloud, private edition が必要になります。