How to use SAP Cloud Integration for Data Services (CI-DS) to load data from S/4HANA with CDS View
2023-11-9 14:11:40 Author: blogs.sap.com(查看原文) 阅读量:9 收藏

CDS View(Core Data Service View)でS/4HANAのテーブルのジョインとフィルターをかけて、データを抽出することができます。CDS Viewを利用する場合、抽出ロジックはS/4HANAのHANA DBにプッシュダウンして実行することで、データの抽出処理の時間を大幅に短縮することが可能になります。CI-DSによるS/4HANAからIBPへのデータ連携において、S/4HANA側のデータ件数が多いまたは複雑のテーブルジョインとフィルター処理が必要な場合、CI-DSからS/4HANA側のCDS Viewを利用することでパフォーマンスの向上を図ります。

本ブログは、データ抽出可能なCDS Viewの定義、またはCI-DSでCDS Viewを利用する方法をご紹介します。

1. CDS ViewでS/4HANAからフルデータを抽出する場合

シナリオ:CI-DSでCDS Viewを利用してS/4HANAの全件の品目データを抽出します。

1.1 データ抽出可能なCDS Viewを定義する

マスターデータを抽出するCDS Viewを定義します。下記のCDS Viewは品目マスタデータを抽出するサンプルです。

DS Annotations:

① @AbapCatalog.sqlViewNameで定義したCDS View名は、CI-DSでデータ取得対象のオブジェクト名になる。

② @Analytics.dataCategory:

  • #DIMENSION:マスターデータ抽出の場合
  • #FACT:トランザクションデータ抽出の場合
  • #CUBE:例外ケースの場合(トランザクションとマスターテーブルジョインしてデータを抽出など)

③ @Analytics.dataExtraction.enabled : trueで、CDSViewはデータ抽出可能にする。

④ @ObjectModel.representativeKeyで、代表的になキー項目を定義する。マスターデータ抽出の場合のみ定義必要。

CDS Annotationsについて、下記のSAPヘルプをご参考ください。

https://help.sap.com/docs/ABAP_PLATFORM/cc0c305d2fab47bd808adcad3ca7ee9d/630ce9b386b84e80bfade96779fbaeec.html?locale=en-US

1.2 CI-DSでCDS Viewを利用する

CI-DS側でCDS Viewオブジェクトの定義をデータストアにインポートしてから、CDSViewをソースデータとしてデータフローを定義します。

①. CDS Viewオブジェクト定義をインポートする。

②. CDS Viewをデータソースとしてデータフローを定義する。

2. S/4HANAから差分データを抽出する場合

シナリオ:CI-DSでCDS Viewを利用してS/4HANAの差分の受注データを抽出します。

2.1 パラメータ付きCDS Viewを定義する

前回抽出した日時のパラメータ付きのCDS Viewを定義します。下記のCDS Viewは、差分の受注データを抽出するサンプルです。

前回抽出した日時をCDS ViewのパラメータP_LASTLOADDATEとして定義する。

2.2 CI-DSでパラメータ付きCDS Viewの利用

CI-DSデータフローでパラメータ付きのCDS Viewを利用するには、Custom ABAP Transform でABAP FORMを開発してCDS Viewをアクセスする必要があります。

①. Custom ABAP Transformステップを設定する。

②. Custom ABAP TransformステップのOutput項目を設定する。

③. 前回抽出した日時のGlobal Variablesを定義する。

④. Custom ABAP Transformパラメータを定義し、全ステップで定義したGlobal Variablesに紐つける。

⑤. ABAP FORMでCDS Viewをアクセスし、前回抽出した日時をパラメータに引き渡す。

⑥. Preload scriptsに、CI-DSストレージに保存された前回抽出した日時を取得して、Global Variablesにセットする。

⑦. Postload scriptsに、抽出した日時をCI-DSストレージに保存する。

S/4HANAとIBP間の連携において、S/4HANAの複数のテーブルに対して、複雑なテーブルジョインまたはフィルタリング処理を行って、データを抽出する連携シナリオの場合、パフォーマンスが優れるため、CDS Viewでのご利用が推奨されています。

本ブログが、CI-DSでCDS Viewの利用方法の理解に少しでも役立てば幸いです。


文章来源: https://blogs.sap.com/2023/11/09/how-to-use-sap-cloud-integration-for-data-services-ci-ds-to-load-data-from-s-4hana-with-cds-view/
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